20170318_なごパコ審査員を務めた④
〜⑩ペンニー〜
【Specilal One】
縦B、横A+、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点11
あたくしの大学生の頃の体型とそっくりで、腕の長さがあるので、観客としてみてると上半身に注目がいきやすいですね。
彼の悪い点であるヒジが伸びないクセは、時間の経過とともに解消に向かっているのは間違いないです。
次は、モーション一つ一つの軽さの解消のため、強弱つけていきましょう。
本採点における緩急のファクターです。
一度指摘すればスイッチのオン・オフだけならすぐできると思うので、求めるのはモーションの速度を場面ごとに切り替えるといいますか、停止・低速・普通の3段階に分ける意識を求めます。
モーションに緩急が付けば、自然とインパクトも残りやすくなりので、緩急とその他のファクターでそれぞれ2点ずつ上乗せすれば15点組の仲間入りです。
〜⑪F〜 (FordFoerest氏)
【Help me ERINNNNNNNN!】
縦A、横C、奥行きC、緩急C、スコアE(−2、放棄のため)、その他A+、最終点9
いつもどおりのエアギターネタ。
で、その持ち味を変えずにどう私の採点方式で点数上げてくかというと、やはり譜面放棄のところをなんとかするしかないです。
譜面という足かせを外しちゃえばそりゃ当然、ステージを外れて色んな所に歩いていけますよね、ってことで横と奥行きのファクターが巻き添え食らっているわけです。スコアも含めた3つのファクターを全部Bにするだけで最終点は14に伸びるわけです。
また、本人には伝えましたが、彼のエアギターは曲調を考えずにいきなりトップギアでモーションを開始してしまうことに弱みがあります。わたしは名古屋のイベントに数度通っていて、彼の特性を予め分かっていますが、それでもなおいきなり全開でネタを開始されると曲調とのズレが気になってしょうがなくなるのです。いきなりドカンと行きたい気持ちを抑えて、お客さんが徐々にあたたまってくれるにはどうしたらいいかと、もてなし方を考えて頂けると嬉しいです。
(別の解決策としては、曲の開始がサビになっているのを選ぶとか。)
〜⑫おおとこてつ〜
【StrayedCatz】
縦B、横C、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
その他がBになっていることの上乗せは、衣装による加点です。
観客がほぼ全員DDRerですので、タイトルと衣装を合わせたのね…という理解は得られるものと判断しています。唯一、茶屋町の表台大会の審査だったら加点しなかったと思いますが…。
あいにく、エキシビジョンで私が使ったのと同じ曲・譜面(BDP)でしたので本番後に謝っておきました。
彼と私、実は前奏終わってAメロに入るところの同時踏みを同じように小ジャンプしてたので、それだけで縦ファクターに加点しちゃいました。私、甘いですね。
この曲を使う時に考えなきゃいけないのは、後半に2度来る4小節ずつの無音地帯の活かし方なんです。
ここを積極的に活かせば横、奥行き、緩急のファクターを簡単に加点できるのです。
私の場合、1度目は特に何もせず「抜き」、2度目(終曲手前)は「曲が終わったと勘違いして挨拶し、観客席に座ってからまだ譜面が残ってたことに気づいた体で急いで飛び込んで譜面を手押し」と一気にインパクトを設けました。2度とも好き勝手しても印象が薄れますから、2度ある休憩を異なる味付けで対応しました。
全体の流れを考えた作戦を練る段階が待っていると思います。
〜⑬ナツメ〜
【Top of Charts】
縦C、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
スコアラー出身だけあって、動きはブレても足元は守るあたりはさすが。
その他ファクターの上乗せは小道具(野球応援グッズのミニバット)です。
本人にはインタビュー済みなので書きますが、服装の意図が伝わらなかったのが心残り。
一番インパクトが残るのは野球のバッターのスイングなのですが、なぜそれなの?を説明していく必要があるかと思います。
あともう1点、現場に居た全員が感じた「今、何かやろうとしたけどやめたね?」の瞬間でしょうか。
これは単純な練習量もさることながら、ネタを飛ばすか飛ばさないかの分かれ目のひとつには、練習期間の長短にあると思ってます。人間の記憶は寝るたびに整理され、深い所に定着していくもの。だから、直前に詰め込み学習をしても、本番での再現性はなかなか高くならないことに配慮した、練習スケジュールを設定して下さい。直前の詰め込みで対応できるのは、そのやり方を続けてきたベテランだけなんで…。
〜⑭Wiz岡DEATH法〜
【紅焔】
縦C、横C、奥行きB、緩急C、スコアA、その他C、最終点10
本イベントの山岡死LAWさんが昔にやったネタのコピーです。
あいにく私はパフォし始めた頃に出場したPSSP2003にて、「昔からやってた人しか盛り上がれない」空気感を味わったことがあるので、元ネタがあることを踏まえた加点というのは一切行なっていません。
その上で、客席側に向けたアピールを鑑みて奥行きに加点をしております。
また、Wizさんの練習度合いがよく分かるスコアファクター。ただのコピーかもしれませんが、練習量においては手抜きしてないのが伝わってきます。
〜⑮シーモネータ満開〜
【MAKE A JAM!】
縦A、横B、奥行きB、緩急B、スコアC、その他A、最終点14
私から申し上げるべきことは特に無い、頑丈なネタでした。
私は7割の採点でしたが、それ以上の評価があって全然おかしくないって話です。
今回の優勝作品ですし、YouTubeでしっかりとご覧下さい。
〜⑯色〜
【MARIA】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアA、その他A+、最終点14
マジメ側のネタですね。
ギャグ満載のタイプのネタではないです。
ご本人の意図とは異なり、まさかのネタ飛び。
で、そこからキチンと方向修正して真面目に戻していったところに私からの加点要因がありました。
〜⑰Kaz〜
【ハピ恋☆ラブリィタイム】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点10
大柄な方に優しい私の審査基準では縦・横の加点が入りやすかったのでしょうか(直前の色さんへの配点と見比べる)。意外と色さんと大きな違いがないんですね。
だからこそ、大きな差がついた「その他」。見ている側が安心していられるということは、それだけ予定外の展開にならないということでもあります。
もう一段深く考えると、そこの原因は奥行きと緩急を使ってないことにあるように思います。
なかなか譜面を外したアイディアをやれ!というのは難しいので一つだけ。左右を見る時、アゴが肩につくくらいしっかりと顔の面を動かすようにすると、大した苦労なく立体感を作れるようになると思います。
お客さんを安心感に浸からせて、から、仕掛けて下さい。
【Specilal One】
縦B、横A+、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点11
あたくしの大学生の頃の体型とそっくりで、腕の長さがあるので、観客としてみてると上半身に注目がいきやすいですね。
彼の悪い点であるヒジが伸びないクセは、時間の経過とともに解消に向かっているのは間違いないです。
次は、モーション一つ一つの軽さの解消のため、強弱つけていきましょう。
本採点における緩急のファクターです。
一度指摘すればスイッチのオン・オフだけならすぐできると思うので、求めるのはモーションの速度を場面ごとに切り替えるといいますか、停止・低速・普通の3段階に分ける意識を求めます。
モーションに緩急が付けば、自然とインパクトも残りやすくなりので、緩急とその他のファクターでそれぞれ2点ずつ上乗せすれば15点組の仲間入りです。
〜⑪F〜 (FordFoerest氏)
【Help me ERINNNNNNNN!】
縦A、横C、奥行きC、緩急C、スコアE(−2、放棄のため)、その他A+、最終点9
いつもどおりのエアギターネタ。
で、その持ち味を変えずにどう私の採点方式で点数上げてくかというと、やはり譜面放棄のところをなんとかするしかないです。
譜面という足かせを外しちゃえばそりゃ当然、ステージを外れて色んな所に歩いていけますよね、ってことで横と奥行きのファクターが巻き添え食らっているわけです。スコアも含めた3つのファクターを全部Bにするだけで最終点は14に伸びるわけです。
また、本人には伝えましたが、彼のエアギターは曲調を考えずにいきなりトップギアでモーションを開始してしまうことに弱みがあります。わたしは名古屋のイベントに数度通っていて、彼の特性を予め分かっていますが、それでもなおいきなり全開でネタを開始されると曲調とのズレが気になってしょうがなくなるのです。いきなりドカンと行きたい気持ちを抑えて、お客さんが徐々にあたたまってくれるにはどうしたらいいかと、もてなし方を考えて頂けると嬉しいです。
(別の解決策としては、曲の開始がサビになっているのを選ぶとか。)
〜⑫おおとこてつ〜
【StrayedCatz】
縦B、横C、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
その他がBになっていることの上乗せは、衣装による加点です。
観客がほぼ全員DDRerですので、タイトルと衣装を合わせたのね…という理解は得られるものと判断しています。唯一、茶屋町の表台大会の審査だったら加点しなかったと思いますが…。
あいにく、エキシビジョンで私が使ったのと同じ曲・譜面(BDP)でしたので本番後に謝っておきました。
彼と私、実は前奏終わってAメロに入るところの同時踏みを同じように小ジャンプしてたので、それだけで縦ファクターに加点しちゃいました。私、甘いですね。
この曲を使う時に考えなきゃいけないのは、後半に2度来る4小節ずつの無音地帯の活かし方なんです。
ここを積極的に活かせば横、奥行き、緩急のファクターを簡単に加点できるのです。
私の場合、1度目は特に何もせず「抜き」、2度目(終曲手前)は「曲が終わったと勘違いして挨拶し、観客席に座ってからまだ譜面が残ってたことに気づいた体で急いで飛び込んで譜面を手押し」と一気にインパクトを設けました。2度とも好き勝手しても印象が薄れますから、2度ある休憩を異なる味付けで対応しました。
全体の流れを考えた作戦を練る段階が待っていると思います。
〜⑬ナツメ〜
【Top of Charts】
縦C、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
スコアラー出身だけあって、動きはブレても足元は守るあたりはさすが。
その他ファクターの上乗せは小道具(野球応援グッズのミニバット)です。
本人にはインタビュー済みなので書きますが、服装の意図が伝わらなかったのが心残り。
一番インパクトが残るのは野球のバッターのスイングなのですが、なぜそれなの?を説明していく必要があるかと思います。
あともう1点、現場に居た全員が感じた「今、何かやろうとしたけどやめたね?」の瞬間でしょうか。
これは単純な練習量もさることながら、ネタを飛ばすか飛ばさないかの分かれ目のひとつには、練習期間の長短にあると思ってます。人間の記憶は寝るたびに整理され、深い所に定着していくもの。だから、直前に詰め込み学習をしても、本番での再現性はなかなか高くならないことに配慮した、練習スケジュールを設定して下さい。直前の詰め込みで対応できるのは、そのやり方を続けてきたベテランだけなんで…。
〜⑭Wiz岡DEATH法〜
【紅焔】
縦C、横C、奥行きB、緩急C、スコアA、その他C、最終点10
本イベントの山岡死LAWさんが昔にやったネタのコピーです。
あいにく私はパフォし始めた頃に出場したPSSP2003にて、「昔からやってた人しか盛り上がれない」空気感を味わったことがあるので、元ネタがあることを踏まえた加点というのは一切行なっていません。
その上で、客席側に向けたアピールを鑑みて奥行きに加点をしております。
また、Wizさんの練習度合いがよく分かるスコアファクター。ただのコピーかもしれませんが、練習量においては手抜きしてないのが伝わってきます。
〜⑮シーモネータ満開〜
【MAKE A JAM!】
縦A、横B、奥行きB、緩急B、スコアC、その他A、最終点14
私から申し上げるべきことは特に無い、頑丈なネタでした。
私は7割の採点でしたが、それ以上の評価があって全然おかしくないって話です。
今回の優勝作品ですし、YouTubeでしっかりとご覧下さい。
〜⑯色〜
【MARIA】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアA、その他A+、最終点14
マジメ側のネタですね。
ギャグ満載のタイプのネタではないです。
ご本人の意図とは異なり、まさかのネタ飛び。
で、そこからキチンと方向修正して真面目に戻していったところに私からの加点要因がありました。
〜⑰Kaz〜
【ハピ恋☆ラブリィタイム】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点10
大柄な方に優しい私の審査基準では縦・横の加点が入りやすかったのでしょうか(直前の色さんへの配点と見比べる)。意外と色さんと大きな違いがないんですね。
だからこそ、大きな差がついた「その他」。見ている側が安心していられるということは、それだけ予定外の展開にならないということでもあります。
もう一段深く考えると、そこの原因は奥行きと緩急を使ってないことにあるように思います。
なかなか譜面を外したアイディアをやれ!というのは難しいので一つだけ。左右を見る時、アゴが肩につくくらいしっかりと顔の面を動かすようにすると、大した苦労なく立体感を作れるようになると思います。
お客さんを安心感に浸からせて、から、仕掛けて下さい。