20170318_なごパコ審査員を務めた④
〜⑩ペンニー〜
【Specilal One】
縦B、横A+、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点11
あたくしの大学生の頃の体型とそっくりで、腕の長さがあるので、観客としてみてると上半身に注目がいきやすいですね。
彼の悪い点であるヒジが伸びないクセは、時間の経過とともに解消に向かっているのは間違いないです。
次は、モーション一つ一つの軽さの解消のため、強弱つけていきましょう。
本採点における緩急のファクターです。
一度指摘すればスイッチのオン・オフだけならすぐできると思うので、求めるのはモーションの速度を場面ごとに切り替えるといいますか、停止・低速・普通の3段階に分ける意識を求めます。
モーションに緩急が付けば、自然とインパクトも残りやすくなりので、緩急とその他のファクターでそれぞれ2点ずつ上乗せすれば15点組の仲間入りです。
〜⑪F〜 (FordFoerest氏)
【Help me ERINNNNNNNN!】
縦A、横C、奥行きC、緩急C、スコアE(−2、放棄のため)、その他A+、最終点9
いつもどおりのエアギターネタ。
で、その持ち味を変えずにどう私の採点方式で点数上げてくかというと、やはり譜面放棄のところをなんとかするしかないです。
譜面という足かせを外しちゃえばそりゃ当然、ステージを外れて色んな所に歩いていけますよね、ってことで横と奥行きのファクターが巻き添え食らっているわけです。スコアも含めた3つのファクターを全部Bにするだけで最終点は14に伸びるわけです。
また、本人には伝えましたが、彼のエアギターは曲調を考えずにいきなりトップギアでモーションを開始してしまうことに弱みがあります。わたしは名古屋のイベントに数度通っていて、彼の特性を予め分かっていますが、それでもなおいきなり全開でネタを開始されると曲調とのズレが気になってしょうがなくなるのです。いきなりドカンと行きたい気持ちを抑えて、お客さんが徐々にあたたまってくれるにはどうしたらいいかと、もてなし方を考えて頂けると嬉しいです。
(別の解決策としては、曲の開始がサビになっているのを選ぶとか。)
〜⑫おおとこてつ〜
【StrayedCatz】
縦B、横C、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
その他がBになっていることの上乗せは、衣装による加点です。
観客がほぼ全員DDRerですので、タイトルと衣装を合わせたのね…という理解は得られるものと判断しています。唯一、茶屋町の表台大会の審査だったら加点しなかったと思いますが…。
あいにく、エキシビジョンで私が使ったのと同じ曲・譜面(BDP)でしたので本番後に謝っておきました。
彼と私、実は前奏終わってAメロに入るところの同時踏みを同じように小ジャンプしてたので、それだけで縦ファクターに加点しちゃいました。私、甘いですね。
この曲を使う時に考えなきゃいけないのは、後半に2度来る4小節ずつの無音地帯の活かし方なんです。
ここを積極的に活かせば横、奥行き、緩急のファクターを簡単に加点できるのです。
私の場合、1度目は特に何もせず「抜き」、2度目(終曲手前)は「曲が終わったと勘違いして挨拶し、観客席に座ってからまだ譜面が残ってたことに気づいた体で急いで飛び込んで譜面を手押し」と一気にインパクトを設けました。2度とも好き勝手しても印象が薄れますから、2度ある休憩を異なる味付けで対応しました。
全体の流れを考えた作戦を練る段階が待っていると思います。
〜⑬ナツメ〜
【Top of Charts】
縦C、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
スコアラー出身だけあって、動きはブレても足元は守るあたりはさすが。
その他ファクターの上乗せは小道具(野球応援グッズのミニバット)です。
本人にはインタビュー済みなので書きますが、服装の意図が伝わらなかったのが心残り。
一番インパクトが残るのは野球のバッターのスイングなのですが、なぜそれなの?を説明していく必要があるかと思います。
あともう1点、現場に居た全員が感じた「今、何かやろうとしたけどやめたね?」の瞬間でしょうか。
これは単純な練習量もさることながら、ネタを飛ばすか飛ばさないかの分かれ目のひとつには、練習期間の長短にあると思ってます。人間の記憶は寝るたびに整理され、深い所に定着していくもの。だから、直前に詰め込み学習をしても、本番での再現性はなかなか高くならないことに配慮した、練習スケジュールを設定して下さい。直前の詰め込みで対応できるのは、そのやり方を続けてきたベテランだけなんで…。
〜⑭Wiz岡DEATH法〜
【紅焔】
縦C、横C、奥行きB、緩急C、スコアA、その他C、最終点10
本イベントの山岡死LAWさんが昔にやったネタのコピーです。
あいにく私はパフォし始めた頃に出場したPSSP2003にて、「昔からやってた人しか盛り上がれない」空気感を味わったことがあるので、元ネタがあることを踏まえた加点というのは一切行なっていません。
その上で、客席側に向けたアピールを鑑みて奥行きに加点をしております。
また、Wizさんの練習度合いがよく分かるスコアファクター。ただのコピーかもしれませんが、練習量においては手抜きしてないのが伝わってきます。
〜⑮シーモネータ満開〜
【MAKE A JAM!】
縦A、横B、奥行きB、緩急B、スコアC、その他A、最終点14
私から申し上げるべきことは特に無い、頑丈なネタでした。
私は7割の採点でしたが、それ以上の評価があって全然おかしくないって話です。
今回の優勝作品ですし、YouTubeでしっかりとご覧下さい。
〜⑯色〜
【MARIA】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアA、その他A+、最終点14
マジメ側のネタですね。
ギャグ満載のタイプのネタではないです。
ご本人の意図とは異なり、まさかのネタ飛び。
で、そこからキチンと方向修正して真面目に戻していったところに私からの加点要因がありました。
〜⑰Kaz〜
【ハピ恋☆ラブリィタイム】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点10
大柄な方に優しい私の審査基準では縦・横の加点が入りやすかったのでしょうか(直前の色さんへの配点と見比べる)。意外と色さんと大きな違いがないんですね。
だからこそ、大きな差がついた「その他」。見ている側が安心していられるということは、それだけ予定外の展開にならないということでもあります。
もう一段深く考えると、そこの原因は奥行きと緩急を使ってないことにあるように思います。
なかなか譜面を外したアイディアをやれ!というのは難しいので一つだけ。左右を見る時、アゴが肩につくくらいしっかりと顔の面を動かすようにすると、大した苦労なく立体感を作れるようになると思います。
お客さんを安心感に浸からせて、から、仕掛けて下さい。
【Specilal One】
縦B、横A+、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点11
あたくしの大学生の頃の体型とそっくりで、腕の長さがあるので、観客としてみてると上半身に注目がいきやすいですね。
彼の悪い点であるヒジが伸びないクセは、時間の経過とともに解消に向かっているのは間違いないです。
次は、モーション一つ一つの軽さの解消のため、強弱つけていきましょう。
本採点における緩急のファクターです。
一度指摘すればスイッチのオン・オフだけならすぐできると思うので、求めるのはモーションの速度を場面ごとに切り替えるといいますか、停止・低速・普通の3段階に分ける意識を求めます。
モーションに緩急が付けば、自然とインパクトも残りやすくなりので、緩急とその他のファクターでそれぞれ2点ずつ上乗せすれば15点組の仲間入りです。
〜⑪F〜 (FordFoerest氏)
【Help me ERINNNNNNNN!】
縦A、横C、奥行きC、緩急C、スコアE(−2、放棄のため)、その他A+、最終点9
いつもどおりのエアギターネタ。
で、その持ち味を変えずにどう私の採点方式で点数上げてくかというと、やはり譜面放棄のところをなんとかするしかないです。
譜面という足かせを外しちゃえばそりゃ当然、ステージを外れて色んな所に歩いていけますよね、ってことで横と奥行きのファクターが巻き添え食らっているわけです。スコアも含めた3つのファクターを全部Bにするだけで最終点は14に伸びるわけです。
また、本人には伝えましたが、彼のエアギターは曲調を考えずにいきなりトップギアでモーションを開始してしまうことに弱みがあります。わたしは名古屋のイベントに数度通っていて、彼の特性を予め分かっていますが、それでもなおいきなり全開でネタを開始されると曲調とのズレが気になってしょうがなくなるのです。いきなりドカンと行きたい気持ちを抑えて、お客さんが徐々にあたたまってくれるにはどうしたらいいかと、もてなし方を考えて頂けると嬉しいです。
(別の解決策としては、曲の開始がサビになっているのを選ぶとか。)
〜⑫おおとこてつ〜
【StrayedCatz】
縦B、横C、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
その他がBになっていることの上乗せは、衣装による加点です。
観客がほぼ全員DDRerですので、タイトルと衣装を合わせたのね…という理解は得られるものと判断しています。唯一、茶屋町の表台大会の審査だったら加点しなかったと思いますが…。
あいにく、エキシビジョンで私が使ったのと同じ曲・譜面(BDP)でしたので本番後に謝っておきました。
彼と私、実は前奏終わってAメロに入るところの同時踏みを同じように小ジャンプしてたので、それだけで縦ファクターに加点しちゃいました。私、甘いですね。
この曲を使う時に考えなきゃいけないのは、後半に2度来る4小節ずつの無音地帯の活かし方なんです。
ここを積極的に活かせば横、奥行き、緩急のファクターを簡単に加点できるのです。
私の場合、1度目は特に何もせず「抜き」、2度目(終曲手前)は「曲が終わったと勘違いして挨拶し、観客席に座ってからまだ譜面が残ってたことに気づいた体で急いで飛び込んで譜面を手押し」と一気にインパクトを設けました。2度とも好き勝手しても印象が薄れますから、2度ある休憩を異なる味付けで対応しました。
全体の流れを考えた作戦を練る段階が待っていると思います。
〜⑬ナツメ〜
【Top of Charts】
縦C、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他B、最終点10
スコアラー出身だけあって、動きはブレても足元は守るあたりはさすが。
その他ファクターの上乗せは小道具(野球応援グッズのミニバット)です。
本人にはインタビュー済みなので書きますが、服装の意図が伝わらなかったのが心残り。
一番インパクトが残るのは野球のバッターのスイングなのですが、なぜそれなの?を説明していく必要があるかと思います。
あともう1点、現場に居た全員が感じた「今、何かやろうとしたけどやめたね?」の瞬間でしょうか。
これは単純な練習量もさることながら、ネタを飛ばすか飛ばさないかの分かれ目のひとつには、練習期間の長短にあると思ってます。人間の記憶は寝るたびに整理され、深い所に定着していくもの。だから、直前に詰め込み学習をしても、本番での再現性はなかなか高くならないことに配慮した、練習スケジュールを設定して下さい。直前の詰め込みで対応できるのは、そのやり方を続けてきたベテランだけなんで…。
〜⑭Wiz岡DEATH法〜
【紅焔】
縦C、横C、奥行きB、緩急C、スコアA、その他C、最終点10
本イベントの山岡死LAWさんが昔にやったネタのコピーです。
あいにく私はパフォし始めた頃に出場したPSSP2003にて、「昔からやってた人しか盛り上がれない」空気感を味わったことがあるので、元ネタがあることを踏まえた加点というのは一切行なっていません。
その上で、客席側に向けたアピールを鑑みて奥行きに加点をしております。
また、Wizさんの練習度合いがよく分かるスコアファクター。ただのコピーかもしれませんが、練習量においては手抜きしてないのが伝わってきます。
〜⑮シーモネータ満開〜
【MAKE A JAM!】
縦A、横B、奥行きB、緩急B、スコアC、その他A、最終点14
私から申し上げるべきことは特に無い、頑丈なネタでした。
私は7割の採点でしたが、それ以上の評価があって全然おかしくないって話です。
今回の優勝作品ですし、YouTubeでしっかりとご覧下さい。
〜⑯色〜
【MARIA】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアA、その他A+、最終点14
マジメ側のネタですね。
ギャグ満載のタイプのネタではないです。
ご本人の意図とは異なり、まさかのネタ飛び。
で、そこからキチンと方向修正して真面目に戻していったところに私からの加点要因がありました。
〜⑰Kaz〜
【ハピ恋☆ラブリィタイム】
縦B、横B、奥行きC、緩急C、スコアB、その他C、最終点10
大柄な方に優しい私の審査基準では縦・横の加点が入りやすかったのでしょうか(直前の色さんへの配点と見比べる)。意外と色さんと大きな違いがないんですね。
だからこそ、大きな差がついた「その他」。見ている側が安心していられるということは、それだけ予定外の展開にならないということでもあります。
もう一段深く考えると、そこの原因は奥行きと緩急を使ってないことにあるように思います。
なかなか譜面を外したアイディアをやれ!というのは難しいので一つだけ。左右を見る時、アゴが肩につくくらいしっかりと顔の面を動かすようにすると、大した苦労なく立体感を作れるようになると思います。
お客さんを安心感に浸からせて、から、仕掛けて下さい。
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20170318_なごパコ審査員を務めた③
前エントリで14点以上と12点以下の採点がくっきり分かれたところなので、そこにも注目しつつ短評です。
「最終点」とは私の手元の点数ではなく、イベント側に提出した補正後の点数です。
〜①MEGANE〜
【Fever】
縦A、横C、奥行きC、緩急B、スコアC、その他B、最終点10
本採点では、彼の長所である顔の表情を含めることができなかったのです。
自分自身が彼に対して抱いていた前向きな印象とは裏腹に採点が辛かった要因の一つであるのは間違いないです。
ビギナー譜面であるので、もっと幅広く移動する暇はあっただろうと思われるのと、観客に迫っていく仕掛けと、スコアの改善があれば4点プラスで14点になるかと思います。
良くも悪くも、たしかに基準的で前菜でした。目指せメインディッシュ。
〜②piyo-z〜
【DANCE ALL NIGHT】
縦B、横C、奥行きC、緩急B、スコアC、その他C、最終点9
あと5点上乗せさせるなら、まずはスコアをAに。ダブル譜面を利用した割には横幅を使ったアピールが大人しかったので、腕の振付や身体の向きなどで幅広さを稼いでいけると良くなります。そして「縦」では上方へのアクションがありますので、今後は腰より下に気を配っていけたら上乗せが稼げるように思いました。
普段の練習では、スコアを気にしながらの野良パフォの経験を重ねていただくのが重要です。
〜③揚げ出し豆腐〜
【イーディーエムジャパン】
縦B、横B+、奥行きB、緩急C、スコアB、その他A、最終点14
ずっと元気に身体を振り回してしまったところだけ!
曲調もBPMも変化がある曲を採用したので、基本的には低BPMのところをゆっくり忍び足の振付にするのが常套手段となります。「緩急」の所だけCじゃなければ…最終点は15とか16になってました。
今後、曲に合わせたネタの中身を、譜面をしっかり眺めて考えてみていただきたいのです。
〜④iron-blue〜
【Remain】
縦A、横B、奥行きB、緩急C、スコアC、その他C、最終点11
ユニットだったことも手伝ってか、縦・横・奥行きという動きの大きさの3ファクターは最高クラスになりました。
まさか、本採点はユニットネタを厚遇する仕組みなのか…??
一転、残りの3ファクターでは上乗せがありません。2人の動きを合わせたいであろうところでズレていたので、それを合わせれば「その他」への上乗せが見込まれます。
CoupleではなくDouble譜面。1人用の譜面を2人で寄ってたかって踏んでいるにも関わらずスコアが安定しなかったことは、採点する目線からは厳しく判定せざるを得ないので、このリスクを跳ね返せるようアイディアを練って下さい。
緩急・スコア・その他の3ファクターを全部Bにできれば、本イベントトップクラスである14点の仲間入りです。
遠いように思えても、意外とトップクラスの得点ってすぐそばにあるように思えません?
〜⑤jax-7〜
縦A、横B、奥行きB、緩急A、スコアB、その他B、最終点15
本イベント参加者で唯一C判定がない、全方位みても守りの固いネタ。
もしも私が減点法を採点していたなら、「なぜこの曲にRockin'をあてがった?」というところでのマイナスはあり得たと思います。
元々お持ちのダンス技術を譜面を踏みながらでも発揮する「DDRパフォーマンス」の技術、元々のダンスの技術、譜面を正確に暗記するための練習量。加点法の私の採点に優しかったです。
少し次元の高い話。今後も同じ味付けのネタを通していくのか。そろそろ「jax-7さんと言えば○○」という曲を確保しに行くのか。目の前の一つのイベントだけではない視線が出て来る頃だと思います。
〜⑥青山ひろし〜
【INSERTiON】
縦B、横C、奥行きC、緩急B、スコアA、その他C、最終点11
INSETiONのESP譜面でフルコンとはならずも背面A判定ですから、それだけでも充分価値があります。
図らずも…だとは思いますが、曲調変化が激しいおかげで、緩急ファクターにも上乗せが入りました。
彼は11〜14くらいの(パフォとしては)高難易度の譜面を背面で踏みこなすネタを中心に、私もここ3年程度拝見しているのですが、もうそろそろ貴殿の特長を知っているギャラリーも増えています。
スカスカ譜面をやる勇気、脚に振付をあてがう勇気。
貴殿がなし得る「次の段階」がどのようなものになるかを楽しみにしています。
〜⑦YUN〜
【打打打打打打打打打打】
縦B、横B、奥行きA、緩急C、スコアA、その他A+、最終点15
緩急以外はB以上、その他ファクターとして大きく加点させていただきました。
内訳は衣装、小道具、客席イジリです。
小道具絡めて客席にもタッチし、奥行きを最も上手く利用しました。
それでいてしっかりと踏むべきところを処理しているので、あまり申し上げるべきことはないです。
一見どういうことを真面目に考えているのか見えにくい内容も多いのは確かです。が、ご本人的にクソ真面目に物事を考えていないと、ああいう台本は作れないと思います。
〜⑧阿達〜
【Time of Our Lives】
縦B、横A、奥行きC、緩急B、スコアC、その他B、最終点12
ご本人の思うがまま、でしたね。
ダンス楽しい!洋楽たのしい!に特化していたと思いました。
ですから、スコアがー!緩急がー!と物申すのは野暮でしょう。
jax-7さんの欄で触れそうになりましたが、プレイヤーが曲を丁重に扱う面がある裏側で、曲もパフォに宣伝してもらう面があるんだと思うんですよ。私がShiny Worldという地味な曲を扱った時のように。
阿達さんのおかげで、「ああ、この曲ってこんなにノリやすかったんだっけかな。自分でもやってみるかな」と思わされました。私の採点方法ではそういった感情的なものはすくい上げきれませんでしたが、他の採点者の方ならもっと高めに点数をつけているはずです。
⑨不沈艦WENDYS
【不沈艦CANDY】
縦B、横B、奥行きB、緩急C、スコアC、その他A+、最終点14
アホネタの集合体でしたけど、でもインパクト1点突破じゃなかったんですよ。
ネタを詰め込んでも未消化、という人も珍しくない中、縦・横・奥行きで順調に点数を上乗せしていました。
あとはもうとにかく、「YouTube ナゴパコ 不沈艦」でYahooでググれば幸せになれると信じています。
ごめんなさい、眠さが限界なので、次回は3/25の夜当たりに更新します。
「最終点」とは私の手元の点数ではなく、イベント側に提出した補正後の点数です。
〜①MEGANE〜
【Fever】
縦A、横C、奥行きC、緩急B、スコアC、その他B、最終点10
本採点では、彼の長所である顔の表情を含めることができなかったのです。
自分自身が彼に対して抱いていた前向きな印象とは裏腹に採点が辛かった要因の一つであるのは間違いないです。
ビギナー譜面であるので、もっと幅広く移動する暇はあっただろうと思われるのと、観客に迫っていく仕掛けと、スコアの改善があれば4点プラスで14点になるかと思います。
良くも悪くも、たしかに基準的で前菜でした。目指せメインディッシュ。
〜②piyo-z〜
【DANCE ALL NIGHT】
縦B、横C、奥行きC、緩急B、スコアC、その他C、最終点9
あと5点上乗せさせるなら、まずはスコアをAに。ダブル譜面を利用した割には横幅を使ったアピールが大人しかったので、腕の振付や身体の向きなどで幅広さを稼いでいけると良くなります。そして「縦」では上方へのアクションがありますので、今後は腰より下に気を配っていけたら上乗せが稼げるように思いました。
普段の練習では、スコアを気にしながらの野良パフォの経験を重ねていただくのが重要です。
〜③揚げ出し豆腐〜
【イーディーエムジャパン】
縦B、横B+、奥行きB、緩急C、スコアB、その他A、最終点14
ずっと元気に身体を振り回してしまったところだけ!
曲調もBPMも変化がある曲を採用したので、基本的には低BPMのところをゆっくり忍び足の振付にするのが常套手段となります。「緩急」の所だけCじゃなければ…最終点は15とか16になってました。
今後、曲に合わせたネタの中身を、譜面をしっかり眺めて考えてみていただきたいのです。
〜④iron-blue〜
【Remain】
縦A、横B、奥行きB、緩急C、スコアC、その他C、最終点11
ユニットだったことも手伝ってか、縦・横・奥行きという動きの大きさの3ファクターは最高クラスになりました。
まさか、本採点はユニットネタを厚遇する仕組みなのか…??
一転、残りの3ファクターでは上乗せがありません。2人の動きを合わせたいであろうところでズレていたので、それを合わせれば「その他」への上乗せが見込まれます。
CoupleではなくDouble譜面。1人用の譜面を2人で寄ってたかって踏んでいるにも関わらずスコアが安定しなかったことは、採点する目線からは厳しく判定せざるを得ないので、このリスクを跳ね返せるようアイディアを練って下さい。
緩急・スコア・その他の3ファクターを全部Bにできれば、本イベントトップクラスである14点の仲間入りです。
遠いように思えても、意外とトップクラスの得点ってすぐそばにあるように思えません?
〜⑤jax-7〜
縦A、横B、奥行きB、緩急A、スコアB、その他B、最終点15
本イベント参加者で唯一C判定がない、全方位みても守りの固いネタ。
もしも私が減点法を採点していたなら、「なぜこの曲にRockin'をあてがった?」というところでのマイナスはあり得たと思います。
元々お持ちのダンス技術を譜面を踏みながらでも発揮する「DDRパフォーマンス」の技術、元々のダンスの技術、譜面を正確に暗記するための練習量。加点法の私の採点に優しかったです。
少し次元の高い話。今後も同じ味付けのネタを通していくのか。そろそろ「jax-7さんと言えば○○」という曲を確保しに行くのか。目の前の一つのイベントだけではない視線が出て来る頃だと思います。
〜⑥青山ひろし〜
【INSERTiON】
縦B、横C、奥行きC、緩急B、スコアA、その他C、最終点11
INSETiONのESP譜面でフルコンとはならずも背面A判定ですから、それだけでも充分価値があります。
図らずも…だとは思いますが、曲調変化が激しいおかげで、緩急ファクターにも上乗せが入りました。
彼は11〜14くらいの(パフォとしては)高難易度の譜面を背面で踏みこなすネタを中心に、私もここ3年程度拝見しているのですが、もうそろそろ貴殿の特長を知っているギャラリーも増えています。
スカスカ譜面をやる勇気、脚に振付をあてがう勇気。
貴殿がなし得る「次の段階」がどのようなものになるかを楽しみにしています。
〜⑦YUN〜
【打打打打打打打打打打】
縦B、横B、奥行きA、緩急C、スコアA、その他A+、最終点15
緩急以外はB以上、その他ファクターとして大きく加点させていただきました。
内訳は衣装、小道具、客席イジリです。
小道具絡めて客席にもタッチし、奥行きを最も上手く利用しました。
それでいてしっかりと踏むべきところを処理しているので、あまり申し上げるべきことはないです。
一見どういうことを真面目に考えているのか見えにくい内容も多いのは確かです。が、ご本人的にクソ真面目に物事を考えていないと、ああいう台本は作れないと思います。
〜⑧阿達〜
【Time of Our Lives】
縦B、横A、奥行きC、緩急B、スコアC、その他B、最終点12
ご本人の思うがまま、でしたね。
ダンス楽しい!洋楽たのしい!に特化していたと思いました。
ですから、スコアがー!緩急がー!と物申すのは野暮でしょう。
jax-7さんの欄で触れそうになりましたが、プレイヤーが曲を丁重に扱う面がある裏側で、曲もパフォに宣伝してもらう面があるんだと思うんですよ。私がShiny Worldという地味な曲を扱った時のように。
阿達さんのおかげで、「ああ、この曲ってこんなにノリやすかったんだっけかな。自分でもやってみるかな」と思わされました。私の採点方法ではそういった感情的なものはすくい上げきれませんでしたが、他の採点者の方ならもっと高めに点数をつけているはずです。
⑨不沈艦WENDYS
【不沈艦CANDY】
縦B、横B、奥行きB、緩急C、スコアC、その他A+、最終点14
アホネタの集合体でしたけど、でもインパクト1点突破じゃなかったんですよ。
ネタを詰め込んでも未消化、という人も珍しくない中、縦・横・奥行きで順調に点数を上乗せしていました。
あとはもうとにかく、「YouTube ナゴパコ 不沈艦」でYahooでググれば幸せになれると信じています。
ごめんなさい、眠さが限界なので、次回は3/25の夜当たりに更新します。
20170318_なごパコ審査員を務めた②
〜(再)配点概要〜
前エントリにも記した通り、私の本イベントにおける配点は以下の通り。
(1)縦 … 客目線で見た、高さ。目線を上下に動かす工夫。
(2)横 … 客目線で見た、横幅。目線を左右に動かす工夫。
(3)奥行き…プレイヤーが観客から離れる、または観客に迫ってくるような工夫。
(4)時間 …緩急。一本調子だと上乗せが難しい。メリハリ。
(5)スコア…概ね、リザルト画面の判定に準拠。
(6)その他…上記5ファクターで測りきれないインパクトやネタ。
以上6ファクターにそれぞれA(3点)〜C(1点)を基本的には付与。
よって、最高点は3×6=18点。最低点は1×6=6点です。
最低とは、通常のスコアプレイと同義です。
つまり、私の審査方法は6点を底辺とした、加算法ということになります。
〜採点一覧〜 ※敬称略
最初のプレイヤーとなったMEGANEさんの私の手元点数が9点でした。
持ち点が最高20点でしたので、彼を10点扱いとするため、私の手元で付けた点数を全員1.1倍(9×1.1=9.9点)して実際の点数としました。(小数点以下は四捨五入して、整数化)
①MEGANE(めがね)【Fever】
…A/C/C/B/C/B×1.1=9.9→10
②piyo-z(ぴよ)【DANCE ALL NIGHT】
…B/C/C/B/C/C×1.1=8.8→9
③揚げ出し豆腐(あげだしどうふ)【イーディーエムジャパン】
…B/B+(2.5点)/B/C/B/A×1.1=13.75→14
④iron-blue(アイアン・ブルー)【Remain】
…A/B/B/C/C/C×1.1=11→11
⑤jax-7(ジャックスセブン)
…A/B/B/A/B/B×1.1=15.4→15
⑥青山ひろし(あおやまひろし)【INSERTiON】
…B/C/C/B/A/C×1.1=11→11
⑦YUN(ゆん)【打打打打打打打打打打】
…B/B/A/C/A/A+×1.1=15.4→15
⑧阿達(あだち)【Time of our Lives】
…B/A/C/B/C/B×1.1=12.1→12
⑨不沈艦WENDYS(ふちんかんウェンディーズ)【不沈艦CANDY☆】
…B/B/B/C/C/A+×1.1=14.3→14
⑩ペンニー(ぺんにー)【Special One】
…B/A+/C/C/B/C×1.1=12.1→12
⑪F(フォードフォレスト)【Help me ERINNNNNNNN!】
…A/C/C/C/F(マイナス2点)/A+×1.1=8.8→9
⑫おおとこてつ【StrayedCatz】
…B/C/C/C/B/B×1.1=8.8→9
⑬ナツメ(なつめ)【Top of Charts】
…C/B/C/C/B/B×1.1=8.8→9
⑭Wiz岡DEATH法(Wiz)【紅焔】
…C/C/B/C/A/C×1.1=9.9→10
⑮シーモネータ満開(しーもねーたまんかい)【MAKE A JAM!】
…A/B/B/B/C/A×1.1=14.3→14
⑯色(しき)【MARIA】
…B/B/C/C/A/A+×1.1=14.3→14
⑰Kaz(かず)【ハピ恋☆ラヴリィタイム】
…B/B/C/C/B/C×1.1=9.9→10
〜得点別〜
15…⑤jax-7、⑦YUN
14…③揚げ出し豆腐、⑨不沈艦WENDYS、⑮シーモネータ満開、⑯色
13…(あ、いないわ…)
12…⑧阿達、⑩ペンニー
11…④iron-blue、⑥青山ひろし
10…①MEGANE、⑭Wiz岡DEATH法、⑰Kaz
9 …②piyo-z、⑪F、⑫おおとこてつ、⑬ナツメ
13点を境として、上位に6人と下位に11人。くっきり分かれたというのは、今書いてて初めて知りました。
次回はようやく個々の短評が書ける段階となりそうです。
前エントリにも記した通り、私の本イベントにおける配点は以下の通り。
(1)縦 … 客目線で見た、高さ。目線を上下に動かす工夫。
(2)横 … 客目線で見た、横幅。目線を左右に動かす工夫。
(3)奥行き…プレイヤーが観客から離れる、または観客に迫ってくるような工夫。
(4)時間 …緩急。一本調子だと上乗せが難しい。メリハリ。
(5)スコア…概ね、リザルト画面の判定に準拠。
(6)その他…上記5ファクターで測りきれないインパクトやネタ。
以上6ファクターにそれぞれA(3点)〜C(1点)を基本的には付与。
よって、最高点は3×6=18点。最低点は1×6=6点です。
最低とは、通常のスコアプレイと同義です。
つまり、私の審査方法は6点を底辺とした、加算法ということになります。
〜採点一覧〜 ※敬称略
最初のプレイヤーとなったMEGANEさんの私の手元点数が9点でした。
持ち点が最高20点でしたので、彼を10点扱いとするため、私の手元で付けた点数を全員1.1倍(9×1.1=9.9点)して実際の点数としました。(小数点以下は四捨五入して、整数化)
①MEGANE(めがね)【Fever】
…A/C/C/B/C/B×1.1=9.9→10
②piyo-z(ぴよ)【DANCE ALL NIGHT】
…B/C/C/B/C/C×1.1=8.8→9
③揚げ出し豆腐(あげだしどうふ)【イーディーエムジャパン】
…B/B+(2.5点)/B/C/B/A×1.1=13.75→14
④iron-blue(アイアン・ブルー)【Remain】
…A/B/B/C/C/C×1.1=11→11
⑤jax-7(ジャックスセブン)
…A/B/B/A/B/B×1.1=15.4→15
⑥青山ひろし(あおやまひろし)【INSERTiON】
…B/C/C/B/A/C×1.1=11→11
⑦YUN(ゆん)【打打打打打打打打打打】
…B/B/A/C/A/A+×1.1=15.4→15
⑧阿達(あだち)【Time of our Lives】
…B/A/C/B/C/B×1.1=12.1→12
⑨不沈艦WENDYS(ふちんかんウェンディーズ)【不沈艦CANDY☆】
…B/B/B/C/C/A+×1.1=14.3→14
⑩ペンニー(ぺんにー)【Special One】
…B/A+/C/C/B/C×1.1=12.1→12
⑪F(フォードフォレスト)【Help me ERINNNNNNNN!】
…A/C/C/C/F(マイナス2点)/A+×1.1=8.8→9
⑫おおとこてつ【StrayedCatz】
…B/C/C/C/B/B×1.1=8.8→9
⑬ナツメ(なつめ)【Top of Charts】
…C/B/C/C/B/B×1.1=8.8→9
⑭Wiz岡DEATH法(Wiz)【紅焔】
…C/C/B/C/A/C×1.1=9.9→10
⑮シーモネータ満開(しーもねーたまんかい)【MAKE A JAM!】
…A/B/B/B/C/A×1.1=14.3→14
⑯色(しき)【MARIA】
…B/B/C/C/A/A+×1.1=14.3→14
⑰Kaz(かず)【ハピ恋☆ラヴリィタイム】
…B/B/C/C/B/C×1.1=9.9→10
〜得点別〜
15…⑤jax-7、⑦YUN
14…③揚げ出し豆腐、⑨不沈艦WENDYS、⑮シーモネータ満開、⑯色
13…(あ、いないわ…)
12…⑧阿達、⑩ペンニー
11…④iron-blue、⑥青山ひろし
10…①MEGANE、⑭Wiz岡DEATH法、⑰Kaz
9 …②piyo-z、⑪F、⑫おおとこてつ、⑬ナツメ
13点を境として、上位に6人と下位に11人。くっきり分かれたというのは、今書いてて初めて知りました。
次回はようやく個々の短評が書ける段階となりそうです。
20170318_なごパコ審査員を務めた
〜前置き〜
昨日開催された、山岡死LAW氏主催の「なごパコ」に審査員として参加させて頂きました。
おっつけ主宰から採点詳細が公表されるかと思います。私の一人ひとりへの短評はまた後日に。
本来、本番後すぐにコメントをアップするのが最も参加者の皆さんにはありがたいレスポンスかとも思うのですが、あいにく自分には遠出先であったこと、疲労のためしっかりとしたことを書けるか…と様々な不安もありました。一晩記憶を寝かせた後の文章となります。
〜審査員、イヤだな〜
私は2003年5月からDDRパフォに挑戦し始めて、13年近く様々なイベントにエントリーしてきました。
無審査の緩いもの、投票制のもの、採点式のもの…様々な形態の審査を経験しています。DDRパフォーマーの中でも、最も多くの採点を受けてきたプレイヤーの1人だろうと自負します。自身が主宰となり、ルールを決める側に立ったことも複数あります。
本イベントのルールは採点式でした。私含む5名の審査員が合計100点満点(一人あたりの持ち点は20点)。
私が最も苦手とするルールです。なぜなら、自分の、そしてライバルなアイツの、配点の中身や根拠が不明であることがほとんどだったからです。出場者が名前も顔も晒しているのに、審査員は名前非公開というのがメインと言って差し支えない。
私は、いち参加者として、名前も配点の根拠も説明できない人に、鉛筆ナメナメその時の雰囲気で数字書かれたらたまらんなと思ってきていたわけです。参加者はたかが100秒ぽっちの本番のために、どれだけ練習やイメトレに人生のリソースを費やしているかを考えれば、簡単に引き受けられるお役目ではないと思うんです。同時に、審査員をイベント主催から依頼されることはとても光栄であり、引き受けることには責任があると考えてきました。
そんな私が、今回、そっち側に立ったわけです。13年超のキャリアの中で初めて。
私事で体調を崩し、(1週間、自宅に寝たきりな時期もあったりして)DDRパフォーマンスの外側に出ていかざるを得なくなった後でした。いいタイミングと思ってお話しをお受けしました。
昔、審査員を審査し返してやったこともありました。明らかにダンス偏重な人、お笑い重視な人、古参プレイヤーばかり贔屓する人……そういう嗜好に該当しなければ、どんなに頑張ってもその人からは評価されづらい傾向が見てとれ、努力が公平に点数にしてもらえないというのがその当時の正直な感想でした。
〜私の審査基準、配点概要〜
じゃあ自分自身が、鉛筆ナメナメてきとーに点数を決めてしまわないようにするにはどうするか。それには前もって、自分の中で配点ルールを決めておくことが解決策の一つとなると考えました。
いわゆるスコアプレイから「意図して離れたことをやるための工夫がどれだけ為されているか」。それをある程度切り出すためのファクターを6つ設定しました。
(1)縦
(2)横
(3)奥行き
(4)時間
(5)スコア
(6)その他インパクト
上記6ファクターにつき、参加者ごとにA・B・C(一部参加者にはこの3段階を超えたものを配点)をつけ、それぞれ3・2・1点を付与します。よって、実際に得点化する前の私の手元における最高点はA6つで18点となります。最低はC6つで6点です。最低とは、普通のスコアプレイのことを指します。
ここから先は個人名が入ります。
(1)縦
筐体の後ろ側に居るお客さん目線を基準とすると「高さ」と表現するほうが適切かもしれません。
普通のプレイではお客さんの視線は上下には動きません。そこを工夫して、目線を上下に動かす仕掛けを取り入れたかをみていました。
この項目において、Aランクを付与させていただいたのは
①MEGANEさん
④iron-blue(青山ひろしさんとおおとこてつさんのユニット)
⑤jax-7さん
⑪Fさん(FordForestさん)
⑮シーモネータ満開さん
の5組でした。
(2)横
筐体の幅をいかに広く使おうとしているかをみていました。若干ダブル譜面を使った参加者に対して甘くなりがちでしたが、重視したかったのはいかにはみ出そうとするかということでした。使った譜面を基準にして横幅の付け足し分を加味しています。
ここで比較的高いランクとなったのは、
③揚げ出し豆腐さん … B+(2.5点)
⑧阿達(あだち)さん… A
⑩ペンニーさん … A+(4点)
です。ある程度の工夫があったBランクの方は17組中8組でした。
(3)奥行き
筐体の後ろから見ているお客さんを基準とすると、お客さんから「奥に離れる」、または「近くに迫ってくる」かのような工夫をみるための項目です。つまり、DDRのステージの中だけでネタを全て済ませると、大概Cランクとなる項目です。これが、多くの参加者の方に対して辛辣な点数をつけた分野となりました。ここで差をつけたのは
⑦YUN(ゆん)さん … A
です。客席にアクセスしました。また、小道具の和傘が観客ゾーン上空に出てきています。逆に申し上げると、お客さんの中に割って入ろうとする工夫が彼女にしかなかったということです。ここは多くの参加者の方に改善するチャンスが広がっています。
あと、エキシビジョンのりりぃさんに、私もね。しっかりやってましたでしょ。
DDRのバーという物理的な境界線を超えて、お客さんにアクセスする何かを用意した人。
次点のBランクは6組。Cランクに留まったのが10組です。ステージの銀盤の前に出ちゃいけないとか、後ろ側に下がっちゃいけないとか、誰かがそんなルールを決めてるわけではないので、パネルの外側に出ていくことも選択肢に含めていっていただきたいです。
(4)時間
縦横奥行きときて、4次元目ですから、時間です。DDRパフォとしてみたかったのは、緩急です。
ずっと元気に身体を振り回すだけなら、スコアラーの方が回転プレイを本気でやったほうが良いこともあります。でも、普通と異なることを行うパフォーマーは「動く」・「動きまくる」・「激しく暴れる」だけが選択肢では、見るほうが慣れてしまいます。
だから、「止まる」・「ゆっくり動く」とか、曲調にあわせてネタに強弱をつけるという工夫の有無を見たかったわけです。
⑤jax-7さん … A
ストップかけて振付を小分けしてキレを出すことを、単発ではなく随所で。
次点(Bランク)で手元のメモに残っているのは①MEGANEさん、②piyo-zさん、⑥青山ひろしさん、⑧阿達さん、⑮シーモネータ満開さん、5組です。
青山ひろしさんのメモ書きには、「曲のおかげ」とありました。INSERTiONのような取り組みづらい曲に挑戦した手間賃とも言えます。
ここ最近、新曲にはEDMが多く採用されていて、BPM変化が多様な曲が出揃っています。技術的に緩急をつけるのが苦手な参加者の方は、曲の方に頼ってみるというのは充分検討されるべきアイディアだと思います。
(5)スコア
DDRパフォなんだから、譜面そのものは処理していくべきでしょう。逆に、意図してGAME OVERになる工夫をするのであればそれはそれで見る側に伝わってきます。Aランクは、
⑥青山ひろしさん
⑦YUNさん
⑭Wiz岡DEATH法さん(Wizさん)
⑯色(しき)さん
でした。⑥青山ひろしさんはINSRTiONのESP譜面にも関わらず、高スコアを記録。⑯色さんは途中で譜面が忘却の彼方に飛んだものの、踏めるところではしっかり処理していて、ばっちり帳尻あってます。
また、⑪Fさんは意図的に譜面を放棄してE判定だったので、この項目ではランク外のFランク(マイナス2点)としています。譜面処理を放棄するなら、足かせを外したリスクに見合うだけのネタを載せられないと、巻き返しは難しい…。
(6)その他インパクト
定量化できそうな項目だけでは余りにも切り捨てる要素が多いので、残りの部分はここで加点させてもらいました。
③揚げ出し豆腐さん(Aランク)
…お客さんを手拍子に巻き込む努力。目線もお客さんにあわせていく。
⑦YUNさん(A+ランク … 4点)
…小道具、衣装、見ている側に繋がりを考えさせる曲選択。そして、お客さんの方からノッてくる雰囲気作り。
⑨不沈艦WENDYS(次男さん)(A++ランク … 5点)
…後日Upされるであろう動画を御覧ください。6ファクターの内、ココにステータス全振りしたというのがよくご理解頂けるかと存じます。
⑪Fさん(A+ランク … 4点)
…エアギターだけで他の選択肢がないと書きたいところですが、やりすぎて途中から「疲れてくる」ことでお客さんの共感を得ることに繋がっています。エアギターだけで無難に終わっていたなら3点にしてたと思います。
⑮シーモネータ満開さん(Aランク … 3点)
…下ネタ抑えました。ただ、私の採点の中では逆立ちを1発決めただけでも高ランクになっちゃいましたね。
⑯色さん(A+ランク … 4点)
…実際にパフォやってない人でも「譜面忘れた」のが丸わかり。ただ、そこを災い転じて福となしたのはさすがに表台の普段の経験値が物を言ったと思います。ご本人にとっては不本意な4点とは思いますが。
こんなにたくさん書いたら、次のエントリを書く気力が残っているかしら。。。
昨日開催された、山岡死LAW氏主催の「なごパコ」に審査員として参加させて頂きました。
おっつけ主宰から採点詳細が公表されるかと思います。私の一人ひとりへの短評はまた後日に。
本来、本番後すぐにコメントをアップするのが最も参加者の皆さんにはありがたいレスポンスかとも思うのですが、あいにく自分には遠出先であったこと、疲労のためしっかりとしたことを書けるか…と様々な不安もありました。一晩記憶を寝かせた後の文章となります。
〜審査員、イヤだな〜
私は2003年5月からDDRパフォに挑戦し始めて、13年近く様々なイベントにエントリーしてきました。
無審査の緩いもの、投票制のもの、採点式のもの…様々な形態の審査を経験しています。DDRパフォーマーの中でも、最も多くの採点を受けてきたプレイヤーの1人だろうと自負します。自身が主宰となり、ルールを決める側に立ったことも複数あります。
本イベントのルールは採点式でした。私含む5名の審査員が合計100点満点(一人あたりの持ち点は20点)。
私が最も苦手とするルールです。なぜなら、自分の、そしてライバルなアイツの、配点の中身や根拠が不明であることがほとんどだったからです。出場者が名前も顔も晒しているのに、審査員は名前非公開というのがメインと言って差し支えない。
私は、いち参加者として、名前も配点の根拠も説明できない人に、鉛筆ナメナメその時の雰囲気で数字書かれたらたまらんなと思ってきていたわけです。参加者はたかが100秒ぽっちの本番のために、どれだけ練習やイメトレに人生のリソースを費やしているかを考えれば、簡単に引き受けられるお役目ではないと思うんです。同時に、審査員をイベント主催から依頼されることはとても光栄であり、引き受けることには責任があると考えてきました。
そんな私が、今回、そっち側に立ったわけです。13年超のキャリアの中で初めて。
私事で体調を崩し、(1週間、自宅に寝たきりな時期もあったりして)DDRパフォーマンスの外側に出ていかざるを得なくなった後でした。いいタイミングと思ってお話しをお受けしました。
昔、審査員を審査し返してやったこともありました。明らかにダンス偏重な人、お笑い重視な人、古参プレイヤーばかり贔屓する人……そういう嗜好に該当しなければ、どんなに頑張ってもその人からは評価されづらい傾向が見てとれ、努力が公平に点数にしてもらえないというのがその当時の正直な感想でした。
〜私の審査基準、配点概要〜
じゃあ自分自身が、鉛筆ナメナメてきとーに点数を決めてしまわないようにするにはどうするか。それには前もって、自分の中で配点ルールを決めておくことが解決策の一つとなると考えました。
いわゆるスコアプレイから「意図して離れたことをやるための工夫がどれだけ為されているか」。それをある程度切り出すためのファクターを6つ設定しました。
(1)縦
(2)横
(3)奥行き
(4)時間
(5)スコア
(6)その他インパクト
上記6ファクターにつき、参加者ごとにA・B・C(一部参加者にはこの3段階を超えたものを配点)をつけ、それぞれ3・2・1点を付与します。よって、実際に得点化する前の私の手元における最高点はA6つで18点となります。最低はC6つで6点です。最低とは、普通のスコアプレイのことを指します。
ここから先は個人名が入ります。
(1)縦
筐体の後ろ側に居るお客さん目線を基準とすると「高さ」と表現するほうが適切かもしれません。
普通のプレイではお客さんの視線は上下には動きません。そこを工夫して、目線を上下に動かす仕掛けを取り入れたかをみていました。
この項目において、Aランクを付与させていただいたのは
①MEGANEさん
④iron-blue(青山ひろしさんとおおとこてつさんのユニット)
⑤jax-7さん
⑪Fさん(FordForestさん)
⑮シーモネータ満開さん
の5組でした。
(2)横
筐体の幅をいかに広く使おうとしているかをみていました。若干ダブル譜面を使った参加者に対して甘くなりがちでしたが、重視したかったのはいかにはみ出そうとするかということでした。使った譜面を基準にして横幅の付け足し分を加味しています。
ここで比較的高いランクとなったのは、
③揚げ出し豆腐さん … B+(2.5点)
⑧阿達(あだち)さん… A
⑩ペンニーさん … A+(4点)
です。ある程度の工夫があったBランクの方は17組中8組でした。
(3)奥行き
筐体の後ろから見ているお客さんを基準とすると、お客さんから「奥に離れる」、または「近くに迫ってくる」かのような工夫をみるための項目です。つまり、DDRのステージの中だけでネタを全て済ませると、大概Cランクとなる項目です。これが、多くの参加者の方に対して辛辣な点数をつけた分野となりました。ここで差をつけたのは
⑦YUN(ゆん)さん … A
です。客席にアクセスしました。また、小道具の和傘が観客ゾーン上空に出てきています。逆に申し上げると、お客さんの中に割って入ろうとする工夫が彼女にしかなかったということです。ここは多くの参加者の方に改善するチャンスが広がっています。
あと、エキシビジョンのりりぃさんに、私もね。しっかりやってましたでしょ。
DDRのバーという物理的な境界線を超えて、お客さんにアクセスする何かを用意した人。
次点のBランクは6組。Cランクに留まったのが10組です。ステージの銀盤の前に出ちゃいけないとか、後ろ側に下がっちゃいけないとか、誰かがそんなルールを決めてるわけではないので、パネルの外側に出ていくことも選択肢に含めていっていただきたいです。
(4)時間
縦横奥行きときて、4次元目ですから、時間です。DDRパフォとしてみたかったのは、緩急です。
ずっと元気に身体を振り回すだけなら、スコアラーの方が回転プレイを本気でやったほうが良いこともあります。でも、普通と異なることを行うパフォーマーは「動く」・「動きまくる」・「激しく暴れる」だけが選択肢では、見るほうが慣れてしまいます。
だから、「止まる」・「ゆっくり動く」とか、曲調にあわせてネタに強弱をつけるという工夫の有無を見たかったわけです。
⑤jax-7さん … A
ストップかけて振付を小分けしてキレを出すことを、単発ではなく随所で。
次点(Bランク)で手元のメモに残っているのは①MEGANEさん、②piyo-zさん、⑥青山ひろしさん、⑧阿達さん、⑮シーモネータ満開さん、5組です。
青山ひろしさんのメモ書きには、「曲のおかげ」とありました。INSERTiONのような取り組みづらい曲に挑戦した手間賃とも言えます。
ここ最近、新曲にはEDMが多く採用されていて、BPM変化が多様な曲が出揃っています。技術的に緩急をつけるのが苦手な参加者の方は、曲の方に頼ってみるというのは充分検討されるべきアイディアだと思います。
(5)スコア
DDRパフォなんだから、譜面そのものは処理していくべきでしょう。逆に、意図してGAME OVERになる工夫をするのであればそれはそれで見る側に伝わってきます。Aランクは、
⑥青山ひろしさん
⑦YUNさん
⑭Wiz岡DEATH法さん(Wizさん)
⑯色(しき)さん
でした。⑥青山ひろしさんはINSRTiONのESP譜面にも関わらず、高スコアを記録。⑯色さんは途中で譜面が忘却の彼方に飛んだものの、踏めるところではしっかり処理していて、ばっちり帳尻あってます。
また、⑪Fさんは意図的に譜面を放棄してE判定だったので、この項目ではランク外のFランク(マイナス2点)としています。譜面処理を放棄するなら、足かせを外したリスクに見合うだけのネタを載せられないと、巻き返しは難しい…。
(6)その他インパクト
定量化できそうな項目だけでは余りにも切り捨てる要素が多いので、残りの部分はここで加点させてもらいました。
③揚げ出し豆腐さん(Aランク)
…お客さんを手拍子に巻き込む努力。目線もお客さんにあわせていく。
⑦YUNさん(A+ランク … 4点)
…小道具、衣装、見ている側に繋がりを考えさせる曲選択。そして、お客さんの方からノッてくる雰囲気作り。
⑨不沈艦WENDYS(次男さん)(A++ランク … 5点)
…後日Upされるであろう動画を御覧ください。6ファクターの内、ココにステータス全振りしたというのがよくご理解頂けるかと存じます。
⑪Fさん(A+ランク … 4点)
…エアギターだけで他の選択肢がないと書きたいところですが、やりすぎて途中から「疲れてくる」ことでお客さんの共感を得ることに繋がっています。エアギターだけで無難に終わっていたなら3点にしてたと思います。
⑮シーモネータ満開さん(Aランク … 3点)
…下ネタ抑えました。ただ、私の採点の中では逆立ちを1発決めただけでも高ランクになっちゃいましたね。
⑯色さん(A+ランク … 4点)
…実際にパフォやってない人でも「譜面忘れた」のが丸わかり。ただ、そこを災い転じて福となしたのはさすがに表台の普段の経験値が物を言ったと思います。ご本人にとっては不本意な4点とは思いますが。
こんなにたくさん書いたら、次のエントリを書く気力が残っているかしら。。。